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辺野古、7月30日 [沖縄・琉球]

7月30日、台風12号の接近のために沖縄本島の天気は大荒れ。激しい雨が断続的にたたきつける中、車で辺野古に向った。
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台風接近で当局の海上での作業はひとまず中止となり、海にはつかの間の平穏が戻っていた。
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今回の台風は、海上で連日抗議活動を続けてきた方々にとって、つかの間の休息をもたらす恵みの嵐なのかもしれない。とはいえ作業はやがて再開し、海上での困難な闘いもまた始まるだろう。
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当面の闘いの現場となっているのはキャンプ・シュワブ第1ゲート前。市民の抵抗を排除しながら、国家権力の意志として重機や資材が続々と搬入されてゆく。炎天、突風、驟雨がかわるがわるやってくるので、体力の消耗が激しい。木立すらないこの場所に連日座り込んで非暴力の抵抗を貫く人々には、本当に頭が下がる。
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下の写真。半袖の制服で市民の前に立ち塞がっているのは、民間警備会社ALSOK(綜合警備保障)の従業員たち。おそらく一片の業務命令で突然、何の説明もなく国家権力と民衆とが対峙する最前線に駆り出された労働者たちにすぎないのだろう。彼らは灼熱の日差しを防ぐ準備もなく、露出した肌がひどい火傷状態になっている。その後ろにいる沖縄県警の警察官はもちろんみな長袖だ。右上の小さな人影は市民を監視する公安か。写真の左には例の「殺人鉄板」の一部が見える。
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辺野古「殺人鉄板」 直ちに撤去し人命守れ(琉球新報、7/31社説)

那覇では、沖縄に平和を取り戻すために闘っている方々にお会いして、平和への思いや沖縄の運動のこと、さらにはこれまでの生きざまについてもお話を伺い、大いに力づけられた。これからの闘いは長丁場になるだろう。決してあきらめず、粘り強く、私も小さな声をあげ続けてゆきたい。

長春だより

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